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執筆者の写真立命館大学 丹後村おこし活動チーム

【9月16-17日 訪丹】



こんばんは。丹後村おこし活動チームの大野です。


今回の訪丹は16日と17日の二日間、五人の泊まりがけで行いました。

作業内容はおおまかに、稲木の準備と草刈りの二つです。



一日目に行ったのは、稲刈りに向けた稲木の道具準備です。

稲を刈ったらその後、「稲木」に引っ掛けて干します(昨年の稲木の画像を付けておきます)。その稲木に利用する単管パイプなどの道具を、地元の方からお借りし、これまた地元の方の協力のもと、圃場に運搬しました。



普段とは毛色の異なる作業に苦戦することも多くありましたが、無事怪我なく終えることが出来ました。稲刈りが着実に近づいているということを実感した一方で、作業中はかなり暑くて汗もかき、まだ秋の気配を感じることはありませんでした。



面白かったのは、単管の中からカエルが飛び出してきたことです。運ぼうとしたら管の端からポンッと、トノサマガエルが発射されてきました。ちょっと大砲みたいで笑えます。日陰の単管のヒンヤリとした鉄の感触が気持ちよかったのでしょうか。今その単管は田んぼにまとめて置いてあるので、いざ稲木を作ろうとそれを動かした時には、大量のトノサマガエルが発射されて、今度はマシンガンみたいになりそうです(笑)。血管みたいな筋が走った濃いグリーンの固そうな見た目に安定感があって、カエルの中ではトノサマガエルが一番好きです。



そういえば、田んぼのトノサマガエルについて面白い話を聞きました。 今年9月に入って、田んぼでとてもたくさんのトノサマガエルを見るようになりました。現地に住んでいる方によれば、近年、田んぼでトノサマガエルをあまり見かけなくなっていたそうです。それなのに僕たちの田んぼでトノサマガエルが多く見られたのは、その田んぼが無農薬だからなのではないか、とのことです。農薬を使わないことで虫が増え、そのことによって虫を食べるカエルも増えたのでしょうか。考えてみれば、昨年多く見たイナゴは今年あまり見ていないような気がします。農薬を使わないと虫による被害に悩まされる、という風に単純に考えてしまいがちですが、実際には今年はそうはならなそうです。田んぼって上手く出来てるんだなぁ、と思いました。



二日目は、知の部屋まわりの草刈りをしました。余った時間で実習棟まわりの草刈りも少しだけ行いました。



夏もそのうち終わります。一日目と違って、二日目は、それを少しだけ感じ始めた日でした。植物は、先月まで見かけていたものとは異なる様子のものが多くありました。特に、ねこじゃらし🐱がたくさん生えているのは、とても楽しかったです。でもやっぱり、夏が終わりに近づいているんだと思うと、悲しい気持ちにもなりました。


【ギャラリー】

小さい花や芋虫などの写真をたくさん撮ったので、ここに載せようと思います。


ねこじゃらし、本当にいい見た目してますよね。茎がしなって二本が寄り添うみたいにしてたり、交差してたりするのが好きです。ねこもいい趣味してます。


進化したねこじゃらしみたいなやつ(チカラシバっていうらしい)もありました。でかい......。


田んぼの近くにしばらくなっているエゴノキの実です。調べてみたらとても苦いらしく、毒はないみたいなのでちょっとかじってみたら、めちゃめちゃ苦かった。


小さい花もたくさん咲いてました。特にこの白と青の花が好きです。まんなかにヒトデみたいなのがいて、周りに青い雄しべ(?)が十個広がってて、なんか砂浜の上でヒトデが踊ってるみたいで良いです。


ツユクサの花も大好きです。二枚貝みたいな葉の間から先の青い触手がニョキって出てる感じが良いです。後ろから見ると青が見えなくて、小さい女の子の後ろ姿みたいになるのも良いです。


虫もたくさん。特に芋虫を多く見かけました。この時期、あまり芋虫がたくさんいるイメージがなかったので、面白かったです。


普段の行動範囲でここまで色んな植物や昆虫と出会う機会がないので、毎週どんな生き物が見れるか楽しみにしながら訪丹に行っています。気温だけでなく、周囲の生き物の変化を見て、季節を感じていたいものです。



文責:大野

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