こんにちは。少し前のことにはなりますが、5月の訪丹について報告します。
5月は4回訪丹し、主に田植えに向けて田んぼの準備を行いました。活動内容は以下の通りです。
5日:田んぼの施肥
12日:地域住民との話し合い・活動拠点の清掃
18〜19日:田んぼの畦畔の草刈り、荒起こし
25〜26日:地域住民の畑のお手伝い
この投稿では、私も参加した18〜19日と、25〜26日について詳細をお伝えします。
18〜19日は、主に田んぼで作業を行いました。
18日には、田んぼの荒起こしを行いました。荒起こしとは、田んぼを耕して土と肥料や雑草を混ぜ込む作業です。これにより、保水性・排水性・通気性が良くなり地力が上がったり、雑草の発生を減らしたりできると言われています。昨年度は、一部鍬を用いた手作業での荒起こしを体験しましたが、今年度は耕運機による荒起こしを地域住民の方に教えていただきながら体験しました。メンバー全員、耕運機を操作するのは生まれてはじめてで、事故の危険性や、たくさんのレバーの操作に戸惑いもありましたが、地域の方のご指導のおかげで無事に取り扱うことができました。最終的には、より短時間で均一に耕運することのできる乗用型トラクターで、地域の方に荒起こしをしていただきました。鍬よりも耕運機、耕運機よりも乗用型トラクターと、効率面でも安全面でも、技術の進歩とその恩恵を実感しました。
19日には、田んぼの水源を見に行きました。私たちが使用している田んぼは、棚田の1番上にあり、その水源は山に流れる川です。地域の方に案内していただいて5分ほど山を登ると、川の水を取り込む水路の入口がありました。大雨が降ったときなどには落ち葉が詰まってしまうこともあるため、いつも地域の方が水源を管理してくださっています。改めて、自然の中で米づくりをしていること、地域の方の協力があってはじめて米づくりができていることを身にしみて理解しました。
25〜26日も、泊まりでの訪丹でした。作業内容は、地域の方が新しく始める畑づくりのお手伝いです。
25日は、畝立てをしました。地域の方がトラクターで畝立てをした後に、私たちは平鍬を使って畝の形を整えたり、雑草の根を取り除いたりする作業をしました。土を耕すのとはまた違った鍬の使い方には、慣れるまで苦労しました。
26日は、ごぼう・まくわうりの種まきと、さつまいもの苗の植え付けを行いました。ごぼうは、乾いた土に溝をつけ、そこに一粒ずつ種をまき、軽く土や籾殻を被せた後に水をやりました。まくわうりは、ごぼうよりも深く穴を掘ってから数粒ずつ種をまき、土で覆ってから水をやりました。さつまいもは、先に水やりをして湿らせてから、穴を掘って苗を植えました。同じ畑でも、育てる植物の特性によって作業内容や順序が全く違うことを知り、一つ一つ勉強することが大切だと思いました。
5月は田んぼの準備が主な作業でしたが、26日には田んぼに水もたまり、田植えに向けて準備を整えることができました。地域の方のご協力に感謝しつつ、無事に収穫できるようにもっともっと勉強しようと思います。
文責:菅田
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