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​笹葺き家屋活用事業

笹葺き家屋活用事業: 当団体のプロフィール

『笹葺き家屋活用事業』では、「農林漁業体験実習施設(以下、実習棟)」と「旧田上弥之祐家住宅(以下、田上邸)」の維持管理・修復活動を行っています。具体的には、「葺き替え」、傷んだ箇所に部分的に笹を差して補修する「挿し笹」、家屋内の掃除、周辺の草刈りなどのメンテナンスを定期的に行っています。

笹葺き家屋活用事業: ようこそ!

Activity

笹葺き家屋活用事業: 活動内容

​葺き替え

下地(屋根の骨格)の上に茅束を並べ、竹で押さえそれを下地に縄で縫いつけ固定していく工程を繰り返すことで、屋根をつくっていく作業です。

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​実習棟について

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​田上邸について

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実習棟(農業漁業体験実習施設)は、京都府宮津市に位置し、ワラ細工棟と水車棟と呼ばれる2つの棟から構成されています。

この笹葺き家屋は、1985年、中山間地域振興を目的に、藁細工や蕎麦打ち体験ができる施設として行政によって建設されたものです。しかし、一定期間活用後、放置されたまま荒廃が進んでいました。その施設を地元企業が借り受け、当時、立命館大学経営学部教授に相談があり、教授が受け持つ基礎演習クラス学生数名が、丹後を訪問したことがきっかけでした。

この二棟を利用するためには、まず修復が必要であったため、笹葺き家屋の再生と継続的な維持・管理を目的に、借受企業、地元NPO法人、立命館大学、地元森林組合、学識者、茅葺き職人らで構成される、笹葺き家屋再生活用コンソーシアム「笹葺きパートナーズ」が2004年に結成され、以来葺き替えや差し笹などの修復活動を行っています。

田上邸は京都府京丹後市に位置する古民家です。一般的な「萱」で葺かれた萱葺き家屋ではなく、日本でも数棟しか残っていない、「笹」で葺かれた笹葺き家屋です。

 

また、田上邸は、昭和10年(1935年)に、旧中郡五十河村内山集落から現在地(京丹後市大宮町五十河)に移築された入母屋造りの笹葺き家屋で、移築前から数えると築200年以上を経ています。これまでほとんど改修が行われていない「丹後型住宅様式」を完全な形で今に伝える極めて貴重な文化財的価値の高い農家住宅です。

笹葺き家屋活用事業: 活動内容
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