立命館大学経営学部プロジェクト団体丹後村おこし活動チーム
地方から社会を考えるシンポジウム
-vol.5-
デンマークの教育からこれからの社会を考える
人口約580万人、国土面積は九州とほぼ同じという小さな国、デンマーク。また、消費税は25%、所得税は最高51%と高い税率を設定している国でもあります。
しかし、1人当たりGDPでは世界第10位(2018年/日本は26位)、WIPOなどが発表する技術革新力ランキングでは世界第7位(2019年/日本は15位)と高い生産性とイノベーション力をもち、国連の関係機関が発表する世界幸福度ランキングでは2位(2019年/日本は58位)と常に上位に入る国です。
今回のシンポジウムでは、6年間のアメリカでの留学生活を経験するとともに、現在、デンマークで最も注目されるジャズ・サックス奏者であるChristian Vuust(クリスチャン・ブースト)氏の来日を機に、Christian Vuust氏の要請で、度々デンマークを訪問して共に演奏活動を行っている日本人ジャズ・ドラマー、池長一美氏とのジャズ演奏をイントロダクションに、第1部ではデンマークの教育が目指すものについて、池長一美氏のデンマーク体験のお話を交えながらChristian Vuust氏にデンマークの教育についてお話ししていただきました。
第2部では第1部を踏まえ、様々な分野の方々との討論を通して、デンマークの教育が持つ今日的意義について考えました。
【日 時】
2019年10月19日(土)
13:15(開場)~ 13:30(開始)〜 18:30(終了)
【会 場】
立命館大学びわこ・くさつキャンパス エポック立命21 エポックホール
(滋賀県草津市野路1丁目1‐1/最寄り駅:JR南草津駅)
【内 容】
1 ジャズ演奏(13:30~14:30)
Christian Vuust(ts)
小林 洋子(pf)
池長 一美(ds)
2 シンポジウム(15:00~18:30)
1)開会
2)話題提供(15:05~16:00)
〇テーマ
「デンマークの教育が目指すもの」
〇お 話
オーフス王立音楽大学 准教授 Christian Vuust 氏
洗足学園音楽大学 非常勤講師 池長 一美 氏
〇通 訳
同志社大学 全学共通教養教育センター
准教授 内山 八郎 氏
3)トーク・セッション(前半16:15〜17:15、後半17:30~18:30)
〇テーマ
「デンマークの教育の今日的意義とは?」
〇討論者
オーフス王立音楽大学 准教授 Christian Vuust 氏
洗足学園音楽大学 非常勤講師 池長 一美 氏
立命館大学 政策科学部 教授 上久保 誠人 氏
立命館大学 理工学部 講師 加古川 篤 氏
〇通 訳
同志社大学 全学共通教養教育センター 准教授 内山 八郎 氏
【定 員】
70名
【申 込】
現在申し込みは受け付けておりません
【締 切】
2019年10月12日(土)
【主 催】
立命館大学経営学部プロジェクト団体 丹後村おこし活動チーム
〈丹後村おこし活動チームHP〉
https://www.tango-muraokoshi.com
【後 援】 デンマーク大使館
※Christian Vuust氏の日本ツアーの一環としてデンマーク大使館の後援をいただいています。
講師プロフィール
Christian Vuust 氏
オーフス王立音楽大学准教授
1964年 デンマークのオーフスに生まれる。バークリー音楽大学にて学ぶ。サックス奏者。オーフス王立音楽大学ではサックスのほかアントレプレナーシップなどを教える。音楽活動では北欧のほか、イギリス、ドイツ、日本でツアーを行う。共同名義を含め19枚のリーダー作を、参加作では60枚以上のアルバムをリリースしている。
池長一美氏
洗足学園音楽大学 非常勤講師
1989年 バークリー音楽大学の全額免除奨学生として渡米。その後合衆国政府より滞在芸術家としてアイオワ州ルーサー大学のジャズ科講師に迎えられ、アメリカ各地で演奏活動を行う。1995年に帰国すると、1998年からは年一回の日本ツアーを現在も続けている。その一方でアメリカ、イタリア、デンマークなど世界で活躍している。2002年から洗足学園音楽大学の非常勤講師を務める。そのほか、プライベートスタジオで後進の指導にもあたっている。
上久保誠人氏
立命館大学 政策科学部 教授
早稲田大学第一文学部卒、伊藤忠商事勤務を経てイギリスのウォーリック大学大学院政治・国際学研究科修了。専門は現代日本政治論、政策過程論、国際政治経済学。ダイヤモンド・オンラインでの連載など、インターネット上でも精力的に論考を展開している。ゼミでは、CA(クリティカル・アナティクス)という一対全員によるディベートによって、周囲に流されずロジカルに議論できる力を養成している。また、主体的に参加し、かつ相手をリスペクトして切磋琢磨するという意味合いでの個人主義、自由主義をとっており、ゼミ運営は基本的に学生による。
加古川篤氏
立命館大学 理工学部 講師
2015年 立命館大学大学院理工学研究科 機械システム専攻 博士課程後期課程修了(博士〔工学〕)。2015年4月より立命館大学理工学部ロボティクス学科助教。2017年カナダ・ウォータールー大学 工学部 客員助教。2019年4月より現職。人間にとって困難な作業環境下で役立つロボットの研究を「生物の動き方」をヒントに行っている。
大学は、答えのない課題に向き合い続けながら、論理的思考力や人間としての深みを身に着ける場であり、それはまさに生きることであると考えている。丹後村おこし活動チームOB(3期生)。
内山八郎氏
同志社大学 全学共通教養教育センター 准教授
カルフォルニア大学バークレー校人文科学部卒、神戸大学医学系大学院博士課程修了。世界保健機関健康開発総合研究センターの研究員などを経て、現職。日本国際教養学会などに所属する。英語教育に焦点を絞り、社会科学的視点から軽量解析と質的分析を用いて研究を行っている。