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執筆者の写真立命館大学 丹後村おこし活動チーム

【11月23~24日 訪丹】

こんにちは。今回の訪丹では雪囲いの波板貼りを行いました。雪囲いとは、雪による家屋への影響(雪の重み、水分による土壁や木材の腐食など)を防ぐため、波板などで家屋の周りを加工作業のことをいいます。

この雪囲い、今年は笹刈りの時間確保のため、2か月も早い9月の14~15日の訪丹からスタートしていました。ただし、早い時期に波板を貼ってしまうと湿気がこもってしまい、かえって家屋に悪影響を与えてしまうため、下地のままにしていました。

下地作りの時は、暑い中雪囲いをするとはと思っていましたが、今回は雪囲いらしい寒さ! ……のはずが雲一つない快晴で日差しが強く、着込んだ上着を次々と脱ぐことに。またもや雪囲いで暑く感じるという経験をしました。

その分、作業は順調に進みました。過去の資料を確認しながら、家屋の面々に適した貼り方をします。

ヘルメットを装着した高所での作業、括り付けるものがないため家屋に直接くぎで打ち込む作業、波板ではなく板を使った囲い……。波板の高さや形も面ごとに変わるので、資料などの引継ぎは重要になります。今回は雪囲いの担当事業に精通したOBさんが参加してくださり、アドバイスもいただけました。


また、波板を抑える竹を結びつけるため、囲いの内側でも作業をします。 窮屈ですが、この作業が囲いの強度にかかわるので重要な作業になります。

なお、笹刈りで作った笹束や前週の訪丹ブログでふれた笹場のごみは、作業と並行して実習棟へ持ってきました。

2日目は田んぼへのわら撒きと波板貼りの続きをしました。 収穫した米は活動中の食料はもちろん、販売やほかの産品の原料として活用しています。そして、食べない藁や精米の時に出るもみ殻も活用しています。 藁を細かく切り、分解しやすいようにして田んぼに撒きます。この手間によって、来年の田植えの頃には地力を戻し、おいしい米へと巡ります。


なお、この米、丹丹米を原料にして味噌の仕込みを行う「味噌づくりワークショップ」が11月30日(土)に開催されました! このように米として循環したり、味噌として姿を変えたりする様に循環の大切さを感じます。村おこしの活動は、大学の講義でもよく聞かれるサスティナビリティといった話題をより身近にさせてくれます。さて、雪囲いは頑張りを見せ、完成の手前までもっていくことができました。 今回が最後の現役での訪丹作業、という4回生の先輩がおられるなど、訪丹の作業収めももうすぐとなりました。今年もあと1か月ほど。締めまで頑張ります。

文責:片桐

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