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  • 執筆者の写真立命館大学 丹後村おこし活動チーム

小野甚味噌醤油醸造株式会社へのインタビュー

更新日:2020年9月28日

大正元年創業。地元丹後の素材を使っておいしく、健康な商品を届けたい。味噌・醤油をつくり続けている小野甚味噌醤油醸造株式会社とは?

小野甚味噌醤油醸造株式会社

代表者 小野 甚一

インタビュアー 丹後村おこし活動チーム

できるだけ地元の素材を使い、自然で体に優しい調味料をつくることを目標に、昔ながらの製法にこだわった商品づくりをされている小野甚味噌醤油醸造株式会社。その商品の強みや懸ける想い、今後の展望について伺いました。


大正元年創業、味噌や醤油などの製造・販売

-まずはどのような事業をされているのか教えてください。

味噌と醤油のほかに、麹やそれを使った漬物・ドレッシング・だし醤油をつくっています。


-事業を始められた経緯についてお聞かせください。

この仕事を始めたのは4代前の甚左衛門という人で、大正元年に創業しています。(甚左衛門が)事業を始める前は味噌や醤油醸造の修行に出ていて、それから事業を始め、引き継いで4代目の私に来ています。代々、地域に必要な事業として引き継いでいます。

-事業をやっている中で特に心掛けていることは何でしょうか?

丁寧につくって喜んでもらえる商品。変わらない味をもって使い続けてもらえるもの。食文化ってその地域に根差したものだから、そこの地域以外のところではその味が受け入れられるかわかりませんが、うちは地域に根差した企業なので、地域に供給して欲しいといわれるような商品をつくり続けてきました。でもやっぱり地域は人が少なくなってきていて、都会の市場にも出して、都市方面に受け入れられるような商品もつくるようになってきていますね。だいたい私のところの市場は関西圏なのですけど、最近ではインターネットの影響で首都圏でも使っていただける顧客が増えてきています。


-イベントなどはされていますか?

展示品の即売会やデパートの売り出し・物産展みたいなことを月一ぐらいでやっていますが、そういうイベント関連はコロナ禍でできなくなっています。徐々に、10月あたりからやりませんかという話は来ていますが試食ができないわけです。弊社の商品は、試食してもらってわかってもらえる部分が多いので、コロナ防止に対応した新しい販売方法を考えています。

イベントの開催は主に関西圏でやっているのですか?

京阪神が多いですが、名古屋、東京までですね。


-小野甚さんの商品の良いところは何でしょうか?

醤油・味噌・ドレッシング・麹製品でもできるだけ地元のおいしい素材を使ったものでつくろうとしています。他のところと比べて原材料は高めになりますが、絶対他に負けない良いものをつくろうと思っているので、そういうところをわかってもらえるような販売をしています。食べてみてくれればわかると思いますが、その違いが出てくるように食品づくりをしています。それから、今までなかったような商品。そういうものをできるだけつくろうとは思っています。

醤油は地元の大豆を使ったもので昔どおりの長時間かけた完全熟成させたものをつくるとか、味噌も一年以上しっかりと熟成されたものでないと本当においしいものはできないし、麹関係で言えば、丹後の米って最高においしいので、食べておいしいものは加工に使ってもナチュラルにおいしいものができます。そういうものは一回使ってもらえれば差別化できるので、消費者にも理解してもらえると思います。黒にんにくのドレッシングは他のところでつくっていないもので、安定した、おいしくて、しかも健康志向のものを目指して、食品をつくっていきたいですね。


やはりコロナ禍でお店だけでなく、ネット通販に期待されていますか?

君たちのチームの米づくりや畑づくり、笹葺き屋根の修復でも、非常に手間暇がかかりますよね。手間暇かかったおいしいものをいっぱいみんなに知ってもらいたいし、ものをつくるっていうのは何時間もかかるし、知ってもらえたらいいと思います。

-コロナでこれからどうなるか分かりませんが、今後どういったところを目指していくのか教えていただきたいです。

やっぱりコロナが収まらないと読めないです。飲食関係とか観光業関係、インバウンドが戻ってくれれば売上も元に戻るかもしれないです。どういう方面に展開していくのか、みんなまだ模索中だと思います。だから悩み中ですね。君たちがそういうこと、どうなるか研究してほしいですね。

地元丹後の素材を使っておいしいものをみんなに届けたいという姿勢がすごく伝わってきました。ホームページではオンラインで商品を注文できるので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

会社概要 

会 社 名 小野甚味噌醤油醸造株式会社

代 表 者 小野 甚一


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